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メモ的ななにか

@Maleic1618

エッセイ書いてみた

エッセイ

友人が仲間内でエッセイを書く会をしているので、ふと思いつきで自分もやってみました。

普段文章を書き慣れてない学生が書いた駄文ですが、とりあえず公開しておきます。

テーマ: クリスマス 著者: まれいん


12/25はイエス・キリストの生誕日、クリスマスだ。日本の世間一般ではもはやそのルーツの面影は失われ、我々にとっては友人、もしくは恋人と美味しいご飯を食べ、時には観光、時にはゲームをしてゆっくりと時間を過ごす日となっている。しかしクリスマスといえば忘れてはいけない一大イベントがある。そう、クリスマスプレゼントだ。幼い頃はイヴの夜に興奮して眠れず、クリスマスの朝に寝ぼけ眼をこすりながら枕元のプレゼントに喜びの声をあげたものだった。クリスマスイヴの夜中にプレゼントをおいて回るサンタクロース。それは誰かと言うと当然両親なのだが、学生の間で必ず話題になることがある。

「サンタさん、いつまで信じてた?」

早くから気付いていた人もいれば、他人に教えられてがっかりした人もいるだろう。私はどうだったかと言われると、小学校の3,4年生になる頃にはもう気付いていたと思う。というのも、その季節になると親はトイザらスの簡易カタログをそれとなくリビング置いては何が欲しいかちょくちょく聞いてきたり、物置に使っていた部屋がクリスマス期間だけ立入禁止になったりと、気付くヒントはたくさんあったからだ。それに気付いたときには母親に何度も「クリスマスプレゼントをくれてるのってお母さんでしょ?」と尋ねては「そんなわけないでしょ。」と一蹴されていた。しかしいくらそう言われようと、当時小学生の私はその質問をやめなかった。自分は正しいことを言っているんだ、という確固たる自信が私をそうさせたのだと思う。しかし学年が上がるに連れそんな質問をする回数はだんだんと減っていき、小学5年生の頃はもうしなくなっていた。

何故質問するのをやめたのだろう。昔を思い出すとぼんやりとだがその質問はしてはいけないのだという気がしていたように思う。今の自分が改めてそれらしく言葉にすると、親は自身がサンタであることを隠さなければいけないのだということに気付きはじめたのだろう。そしてその現実は幼い私の、自分が正しいことを主張しているのだという正義感に打ち勝ったのだ。それが当時の私が自分は子どもだという事実をはっきりと認識した瞬間だった。

それから何年か経ち、中学に上がってからはプレゼントはもらえなくなってしまった。その時になって私はようやく父親に聞くことが出来た。

「プレゼントをくれていたのって、お父さんでしょ?」

それは自分がちょっぴり大人になったのだということを自覚した瞬間だったのかもしれない。