メモ的ななにか

@Maleic1618

真・女神転生Ⅳ FINALのクリア報告と感想。

少し前にセールで2500円で真・女神転生ⅣFINALが売ってあったので、これはチャンスと思い購入して買ってみました。

同シリーズは真Ⅳだけクリア済み。 前作のあれこれが馴染まなくて続編が出ていたことは知りつつも買わずにいたのですが、周りの評判の良さとセールに押された感じです。

というわけで。続きからはネタバレありです。

現在1週目が終わったところです。新世界の神になるルート(いわゆる皆殺しルート?)でした。

トーリーについて

前作ではLAWとCHAOSのそれぞれの言い分を聞き、どちらかに従うか、それともどちらにも従わないか?を選ぶストーリー。 今作は(当然といえば当然ですが、)前作の主張は知っている前提で特にNEUTRALの表と裏?を掘り下げるストーリー。LAWもCHAOSもおまけです。

簡単にまとめるなら、完全なる孤高か不完全な集団かという対比でしょうか。 また、その対比を引き立てる勢力として現れた多神教のクリシュナ勢、と。

個人的に面白いと思ったポイントは「神を殺すのは人間しか出来ない」というところ。

以前こんな文章を読んだことがあります。

人間は元来、神によって創造されたとされていたが、
近代になってその関係が逆転してきている。
というのも、神というものは人間の想像によるものであることを
次第に認識してきたからだ。

神や悪魔というのは空想上にしか存在しない。
人間は神に支配されているようでいて、
実際は神を支配しているのは人間なのだ。

と。 プレイ中にこれを思い出して、「ああ、だから神は人間でないと殺せないのか…」と感慨深かったです。 それだけ。

システムについて

細かい修正が多々あり、だいぶプレイしやすくなっていますね。 一番大きなものはやはりスキル関連でしょうか。

まずは仲魔のスキル適正。 前作では仲魔を特徴づけるものは、ステータス(HP, MP, 力技魔速運)と耐性とスキルでしたが、 スキルはほぼ完全に自由に継承できるのでほぼステータスと耐性に集約されていました。 ステータスは割と似たりよったりであまり多様性がないとよく言われていましたが、 今作はスキル適性のおかげで、どの属性はとても強いけどこれはてんでだめ、だとか。 とても便利だなーと。

またニヤリ関連の修正は非常に多かったですね。 前作で強すぎたアンティクトン、メシアライザーなどが修正され追加効果はニヤリ時限定に。 加えて破魔、呪殺属性はダメージの攻撃でニヤリ時限定で即死付与になりました。 あとはニヤリ付与のスマイルチャージとか。 ニヤリ時の超回避も修正されてましたね。

個人的に不満だった点

戦闘バランスについて

個人的には破魔と呪殺、特に破魔の強さが目立っていたように思います。 中盤の早いうちから審判の光(破魔・全体に特大ダメージ/ニヤリ時即死)をウィスパーイベントで取得し、 味方には破魔も呪殺もできるだけもたせるようにした所、だいぶ戦闘が楽でした。

弱点じゃなくてもダメージは通るから別に問題ないし。 途中からはアプリの「先制ニヤリUP」を使い、先制ニヤリで即死狙い。 スマイルチャージをゲットしてからは

スマイルチャージ→味方の行動送り→審判の光

のコンボで即死連打してました。軍勢も一撃で葬れるから超便利。 特に「覚醒の力」取得後は本当に何でもこれでOKで、メタトロンの軍勢さえも全く苦労しませんでした。 最後のほうはダンジョンが広大なので、「パーティMPリカバリ」があればMP切れも気にしなくてよかったです。

でもめっちゃ単調な戦いになってしまったのでなんだかなーと思いました。 これって私が悪いんですかね…。

ダンジョンについて

あとはラストダンジョンのYHVHの宇宙。 正直、卵を壊したところでゲームクリアと思っていたのに、 さらにめちゃくちゃ長いあのダンジョンを延々とやらされたので上のこともあり非常に面倒に感じました。

最初はワープ機能もなかったとのことで、最初期にプレイされた方は大変だったろうなあと思います。 x/6とかの表記で正しいルートを判別していたというのもあったので。

その他

細かいことを言うと、ファンドの仕様を変更してほしいなあと思いました。 高レベルの悪魔でも500マッカスタートなのは納得いかないです。 フリンが突然ヌッと出てきてカツアゲしていくのは見ていて面白かったですがw

あとトキがガイア教団を離れてから主人公とデレデレしているのは正直やめてほしかったです。 「色」のせいで変になっていたのはあると思うけど、 それまで完全に敵対していたのに突然目覚めてベッタリなのであまりに不自然過ぎました。 イナンナイベントのためにそういう設定が必要だったのかもしれないけど。うーん…。

ぼやき

ナナシとダグザの関係性がよく分かってない。 ダグザがその気になればナナシに任意の行動を取らせることができるわけなので、 宇宙の卵を壊す/壊さないを主人公の意思で決められることにすごく疑問でした。 特にクリシュナ開放の際は強制的に開放させられていたわけですから、なおさらでした。

にしてもルート選択は全然迷わなかったのですが、 その後の味方皆殺しはきつかったです。

全員にとどめをプレイヤーの意志で刺させる所も。 全員が一言述べるところも。

そして、全員があっけないほどに弱かったことも。

全てをメギドラオンと貫通つき審判の光で薙ぎ払ったとき、 もうナナシくんは人間じゃないのだと感じました。

ひどいイベントだ…。

総評

買いましょう。